クマは冬眠しているのではない

クマが冬眠するというように言いますが、冬眠ではなく冬ごもりというのが本当です。

厳しい冬の寒さを避けて、暖かい穴蔵で眠りながら春の訪れを待つのが冬ごもりで、冬眠は別の意味になります。

冬は気温が低くなり食物も少なくなるので、一般に多くの野生動物には厳しい季節です。

特に変温動物は周りの温度が下がるのとともに体温も下がるため体内の物資代謝が著しく減ってしまい、行動エネルギーが得られなくなり活動も成長も止まります。

この状態を冬眠と言い、眠っているというよりも半死状態あるいは仮死状態のようなものです。

春になると体温が戻り、彼らは再び活動を始めることができます。

小さな哺乳類のなかには恒温動物でも冬眠するものもいますが、これは周りの温度に合わせて体温を下げ冬眠するほうが生存上有利なので進化したのです。

クマのように大きな哺乳類は冬に体温を下げて活動を停止しているのではなく、冬を乗り切るために、ほら穴などの暖かい場所でのんびりと眠っているだけです。

冬ごもりは冬眠のように半死状態ではなくウツラウツラと眠っているだけで、何かあれば目を覚まして活動することもできるので、クマは冬眠しているから大丈夫と思ってはいけません。